若き〝ツクリテ〟の活動を支援
瀬戸商工会議所と瀬戸市、瀬戸信用金庫の3者は昨年12月13~15日、東京・渋谷ヒカリエで、ものづくりに携わる若手作家(=ツクリテ)10人の作品の展示販売会「瀬戸ツクリテの手仕事in渋谷ヒカリエ」を開催した。同展は、2017年6月に市の「せとまちツクリテセンター」が開所したのを機に、瀬戸のものづくりの知名度向上、ブランド発信を目指してツクリテをPRしようと3者が連携して始めたものづくり支援事業の一環。今回で3回目だ。ツクリテの情報集約・発信を行う「せとまちツクリテ・人材バンク」に登録しているツクリテから募集し、選考した10人が出品した。
会場には、色の異なる粘土を練り合わせて模様をつくる「練り込み」の技法を駆使した陶芸作品や繊細な組子細工などの木工作品が並び、3日間で3700人が訪れた。ワークショップも開催され、3日間で20人が作品づくりを体験した。ツクリテは、初出品の人もいれば3回目の常連も。中には特定のファンを持ち、早いうちに完売した作家もあり今回も大盛況だった。
「渋谷ヒカリエで販売できることがツクリテの励みになっている。出品を目指して努力している人も多く、今後も優秀なツクリテをアピールしたい」と同所は次回の開催にも意気込みを見せている。
最新号を紙面で読める!