皆さんは、大分市の位置をご存じでしょうか? 九州の右上、「車いすに乗った人」の形に見えるのが大分県で、そのおへその辺りが大分市です。1981年に世界初の車いすだけの国際マラソン大会としてスタートした「大分国際車いすマラソン」が当市で開催されていることは、何か深い縁を感じさせてくれます。
また、当市は、多くの産業が進出したことで九州随一の工業都市へと発展し、近年は、豊かな自然や食文化をはじめとする観光都市としても知られるようになりました。特に熱いのは大分の食です。名物の「とり天」や「唐揚げ」といった鶏肉グルメとともに、「関あじ・関さば」や「大分ふぐ」「りゅうきゅう」「だんご汁」「にら豚」などは、全国の皆さんにお薦めしたい郷土料理です。
昨年はラグビーワールドカップが決勝トーナメント2試合を含む計5試合開催されました。街は予想以上のにぎわいを見せ、大分ならではの食やおもてなしを世界へ発信するとともに、海外サポーターとの交流を通じて、世界のラグビー文化にも触れることができました。今後は、この貴重な経験を国際交流の促進や観光振興の強化など、大分版の地方創生へつなげられるように取り組みたいと思います。
弊社は、九州を基盤に「医と食」の分野で事業展開するフォレストグループの中核企業として、医療用医薬品、医療器械、診断試薬といった医療関連商品やシステム、サービスなどを取り扱う総合商社です。人口減少や少子高齢社会という構造変化で市場が縮小する中、事業の継続可能性を確保すべく当グループでは「下りの時代の成長戦略」を考え、推進しています。
弊社が主とする「医」の分野においては、「医薬品卸」から、人々の健康に関わる〈不〉の打開を実現する「医療卸」への転換を進め、またグループ会社が主体の「食」の分野では、国内外で生産・加工・流通を一体的に行う六次産業化に取り組んでいます。
「Think local、Act global」。私たちグループは現場から地域社会を、そして日本を元気にする「創造と革新」をこれからも続けていきます。
私の趣味は、ゴルフとレーシングカート、そして料理とワインを楽しむことです。ストレス発散の効果絶大です。また、昨年8月には日本ソムリエ協会の「ソムリエ・ドヌール」に就任いたしました。これからより一層、周りの皆さんとワインを楽しみたいと思います。
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