大垣商工会議所(岐阜県)はこのほど、事業継続力強化計画(以下、ジギョケイ)策定支援パンフレットを作成した。パンフレットでは、「地震」「水害」「サイバー攻撃」「感染症」の四つのシチュエーションについて必要な対策を4コマ漫画で紹介しているほか、ジギョケイを作成するメリット、申請から認定までの流れについて説明している。管内の中小・小規模事業者が自然災害や感染症、サイバー攻撃などに備えることができるようジギョケイの策定促進を目指す。
4コマ漫画は地元の大垣女子短期大学デザイン美術学科の学生が担当。四つの項目の対策を怠った場合に起こり得るリスクを具体的なシナリオで分かりやすく紹介している。
同所では2025年度から重点事業として事業継続計画(BCP)の策定支援に取り組んでいるが、事業所におけるBCP策定の優先順位が低く、BCPの重要性が十分に伝わっていないという課題があった。このため、BCPの入門編ともいえるジギョケイについて、誰が見ても内容を理解できるよう漫画で広く周知することとした。
同所担当者は「大垣市では、南海トラフ巨大地震が今後30年以内に60~90%程度以上の高い確率で発生すると見込まれており、いつ発生してもおかしくない状況だ」と同市の現状について説明。また、「自然災害と同等、あるいはそれ以上に、サイバー攻撃対策を行うこともジギョケイ策定の重要なきっかけとして周知していきたい。事業継続を脅かすリスクの認識から、発災時の初動対応、被害を最小限にするための事前対策を事業者に自主的に考えていただけるよう尽力していきたい」と述べた。
