福山商工会議所(広島県)、福山市、福山大学などで構成する備後福山ワイン振興協議会は3月20日、バラ科のナラノヤエサクラ由来の酵母「桜酵母菌」を使った備後福山ワイン「さくら」を発売した。ワインは赤ワインとロゼワインの2種類。芳醇(ほうじゅん)な甘い香りと柔らかな酸味、桜酵母菌による独特の深みあるうまみと柔らかな口当たりが特徴で、初心者にも飲みやすいすっきりとしたワインに仕上がっている。
今回のワイン誕生のきっかけは、福山大学で収穫された地域特産のブドウ「マスカット・ベーリーA」と「桜酵母菌」を活用して、同所、福山大学、同市のワイナリーが2024年に共同醸造したことだ。醸造されたワインは「さくら」と命名され、地元イベントへの出展などを通して魅力をPRしてきた。2年目となる25年は福山大学と地元ワイナリー2カ所が醸造し、26年3月20日を「さくらワイン完成の日」として正式に発表した。
同協議会は、地域資源である「バラ」と「ブドウ」を活用したワインを核に地域振興を目指す組織として同所などが18年に設立。市内のイベントでのPR、展示会への出展などを通してワイン文化を醸成するさまざまな取り組みを展開している。
同所担当者は「5月16~17日に市内中心部で開催された福山市最大のイベント『福山ばら祭』に毎年ワインブースを出店して市民の皆さまにPRし、定着を図ってきた。今後も『福山をワインの街に!』を合言葉に、ワインを通じた体験型観光ツアーの造成や、市内外のワインイベントやビジネスフェアなどへの出展により、消費拡大と販路開拓に取り組んでいきたい」と意気込みを語った。
