伊東商工会議所(静岡県)が事務局を務める「菓子」をテーマとしたまちおこし事業「伊東お菓子ぃ共和国」がこのほど、第3回「JR東日本 地域共創アワード」で優秀賞を受賞した。2024年度から人気観光スポット大室山をイメージした、まち歩きしながら食べられるスイーツを開発する「大室山スイーツ事業」を展開しており、食べ歩きという新たな観光の魅力を創出した点が評価された。同アワードはJR東日本グループと共に持続可能な地域づくりを進める地域の個人・団体を表彰し、取り組みを広く発信することで東日本エリアの地域共創を促進することを目的に実施している。
伊東市は人口1000人当たりの菓子店の店舗数が日本随一であることから、同所は市内の菓子の魅力を広く発信するため、11年に「伊東お菓子ぃ共和国」を建国した。伊東の菓子が好きな人や応援する人を国民として登録する制度をはじめ、国民お気に入りのスイーツを決める「国民総選挙『わたしの好きなお菓子ナンバーワン決定戦』」、地元高校との協力による「お菓子ぃ共和国マップ」の作成など、さまざまな事業を実施してきた。
そうした中、「同共和国の市外へのPR不足」「観光客の大室山への集中」「駅前商店街のにぎわい低迷」という三つの課題を解決する取り組みとして、24年度から大室山をイメージしたワンハンドスイーツを共和国加盟店が開発し、販売する「大室山スイーツ事業」を実施。大室山だけでなく市内全体への周遊につなげようと、同スイーツの食べ歩きを新たな観光コンテンツとして展開している。JR東日本とも連携し、特に若年層をターゲットに、首都圏へのPRや地域イベントへの出店などのプロモーションに取り組んできた。
同所担当者は「24年度から始まったこの大室山スイーツ事業をきっかけに、今後も地元菓子製造業の皆さまと協力して地域を盛り上げていきたい。そして、観光地であり菓子のまちでもある伊東市に多くの人が訪れてもらえることを願っている」と話した。
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