神戸商工会議所は1月9日、スポーツ産業振興の一環として神戸市内の会員企業を対象に実施した「スポーツ実施率・アクティブライフに関する実態調査」の調査結果を公表した。同調査は2018年10月29日~11月16日、ウェブサイト上でアンケートを実施し、経営者、従業員など80社2365人が回答した。
調査結果によると、週1日以上運動する人の割合(スポーツ実施率)は41・8%(図1)。実施種目は「ウオーキング」が38・6%で最多、次いでトレーニング、ランニングの順となった。スポーツをする理由は「楽しみ・気晴らし」が45・5%。次いで「健康」「体力維持・増進」。一方スポーツをしない理由は「仕事が忙しい」が48・8%、次いで「仕事で体が疲れている」「お金に余裕がない」の順だった(図2)。
運動不足を感じる人の割合は81・3%、運動が「大切である」とする割合は75・4%だったものの、実際は仕事に忙しく運動していない状況が分かった。
また、1年間にスポーツ観戦をした人の割合は56・1%。「東京2020オリンピック・パラリンピック」に「関心がある」人は75・3%、19年開催の「ラグビーワールドカップ」は46・6%、21年開催の「ワールドマスターズゲームズ2021関西」は14・2%だった。
同所は、「結果を参考に、今後も職場でできる軽い運動を含めスポーツに親しむきっかけづくりや呼び掛けを行っていく」と話している。
最新号を紙面で読める!