各地商工会議所を通じて集まった逸品を、週替わりで東京・秋葉原の食のテーマパーク「日本百貨店しょくひんかん」で販売する「地域うまいもんマルシェ」が好評開催中だ。店舗で販売された人気商品の「こだわり」に迫る。
徳島商工会議所は、特産品のユズ加工食品や伝統菓子「阿波ういろ」、専門店のヨーグルトなど新たに注目されている逸品を紹介した。ユズ加工食品は、国産材料・農薬不使用・無添加にこだわる柚りっ子が販売。同社は生産者の高齢化により放置されていたユズを使って2004年にゆずみその製造販売を開始し、その後「ゆず味噌・柚りっ子」として商品化した。徳島県産ユズと北海道産てん菜糖、徳島県のブランドみそ「阿波御膳みそ」でつくったゆずみそは優しい甘さが特徴だ。レンコン入りゆずみそや、ゆず茶、美馬地方の辛い唐辛子「みまから唐辛子」を使った「ゆずりっ胡淑(こしょう)」も販売した。
阿波ういろ「結々」は、徳島市の代表的行楽地、眉山・大滝山に本店を持つ菓子店の和田乃屋が販売。江戸時代、阿波藩主が節句に食したのが始まりとされる徳島の伝統菓子で、同店では徳島の名水「錦竜水(きんりょうすい)」を使用、上品な甘さともちっとした食感が人気だ。ヤマモモの果汁と蜂蜜で優しい味に仕上げたお酢ドリンクやすだちの清涼飲料水、県のブランドサツマイモ「鳴門金時」を使ったスイートポテトも販売した。
また、出来たてのヨーグルトを味わえるカフェTanTanのヨーグルトや、オンラインお菓子教室ろくキッチンが開発した100%天然素材のだしなどこだわりの商品もブースに並んだ。
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