相馬商工会議所(福島県)と復興庁は3月24~30日、東京・秋葉原の日本百貨店しょくひんかんで、相馬市の老舗のり製造販売会社、サンエイ海苔が3月10日に発売した新商品「海苔でサンド 明太子の味」のテスト販売を実施した。期間中28、29日(土・日曜日)は新型コロナウイルス感染症拡大防止対策のため臨時休業となったが、初日は復興庁職員も店頭に立ち、来店客に声を掛けるなどPRに力を入れた。
同商品は、明太子とコメのパフ(ポン菓子)をのりで挟んだ一口サイズの味付けのりで、大人の女性がおやつやお酒のおつまみに手軽に食べられることを目指している。サクッとした食感でつまんでも手がべたつかず、低カロリー。新幹線の中で食べられるようパッケージもカップフォルダーに収まるサイズにするなどこだわっている。
復興庁が被災地域の新産業創出につながる新事業を支援する「被災地域企業新事業ハンズオン支援事業(令和元年度)」に選定されたことで、今回出展の機会を得るなど販路開拓が強化された。IT専門家のアドバイスを受けて運営するインスタグラムも好調で、今後の全国展開が期待される。
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