さいたま商工会議所(埼玉県)とさいたま市は3月28日、東日本地域の自治体や企業が情報発信を行う拠点として東日本連携センター「まるまるひがしにほん」をJR大宮駅東口駅前に開設した。同センターは特産品の紹介やテスト販売、セミナー、商談会などを実施できるスペースを備え、情報発信やビジネス交流の場として活用できる。この日の記念式典には同所の佐伯鋼兵会頭、清水勇人市長らが出席し、新名所の開設を祝った。
さいたま市では2015年から、東日本の地方創生・地域活性化を目的に同地域の新幹線沿線自治体の首長が集まる「東日本連携・創生フォーラム」を開催。その中で、情報発信拠点として同センターの設立が合意され、今回の開設に至った。運営は同市と同所が共同で行う。
1階にはシティプロモーションを行うイベントスペースや各自治体の紹介コーナーが設けられ、2階はビジネスマッチングの場として商談会やセミナーなどに活用される。2階にはコーディネーターが控え、アドバイスも行う。
記念式典で清水市長は「地方創生の拠点として施設が末長く活用されることを願っている」と述べ、佐伯会頭は「ビジネスマッチングを創造し、地域経済の活性化になればうれしい」と話した。
オープン当日は、信州上田おもてなし武将隊のパフォーマンスや東日本のご当地キャラクターが集合する限定イベントを開催。また、4月7日まで「オープニングウイーク」として地酒飲み比べやコメとおかずの試食販売会「ご飯のおとも大集合」などを実施した。北海道函館市や新潟県南魚沼市、長野県上田市など10市町が出展し、連日大勢の来場者でにぎわいを見せた。
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