いわき商工会議所(福島県)は、いわき市旅館・ホテル業連絡協議会と共に1~3日、観光PRにつなげる目的でいわきプレスツアーを行った。同所は、依然として続く東日本大震災の風評被害払拭(ふっしょく)のため2018年、報道関係者で組織されるプレスマンユニオン代表理事の板倉敦氏を囲む勉強会を実施し、報道のプロから情報発信について学んだ。その後、観光・飲食業の活性化を図る方策を検討する中で、地域の魅力発信の重要性をあらためて認識。これを受けて、6月に観光資源や施設などの事前視察会を行った。
そしてこのほど、板倉氏をはじめ、温泉ビューティ研究家の石井宏子氏など、個人のブログやインスタグラムに多数のフォロワーを抱え、情報発信に実績のある6人を招きプレスツアーが実現した。当日は、「食と温泉」をテーマに、いわきの多面性が楽しめるプランが組まれ、かつお節の山一中田商店や白鳥山温泉、競走馬リハビリテーションセンター、行列ができるゼリー専門店やトマトのテーマパークなど、1日に4~5軒のペースで名所を巡った。
今後、雑誌などでも紹介される予定で、各自のブログやSNSでも発信される。また、インスタグラムで「#いわきたのしー」と検索すると画像が見られる。同所では、これからもこうしたプレスツアーを継続し、誘客につなげたい考えだ。
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