豊川商工会議所(愛知県)は3月19日から24日まで、「第25回郷土芸術家展」を開催した。 地元芸術家たちの活動を地域住民で支援、激励することを目的として始まった同展。昨年までは3日間だった会期を、今年は2倍の6日間に延長し、東三河在住の芸術家6人の作品が集結した。彫刻の山本須美雄氏、書の権田穂園氏、陶芸の後田和孝氏、現代美術の宮嶋政穂氏、墨画の鈴木敬三氏、洋画の伊藤昌德氏というジャンルの異なる作家の個性的な作品が展示された。会場の桜ケ丘ミュージアムの開放的な空間には、展示作品をじっくり観賞する市民の姿や、作品について熱心に質問するファンの様子も見られ、関心の高さがうかがえた。
オープニングセレモニーが行われた開催初日には、恒例となっている作家作品の抽選会が実施され、6人の作品各1点と権田氏の書5点、後田氏の陶芸5点が参加者の手に渡ることとなった。 同所担当者は、「このまちの芸術家を支援、激励する機会をつくり市民との懸け橋になりたい」と語り、今後の継続にも意欲的だ。
最新号を紙面で読める!