福山商工会議所(広島県)は7月3~5日、「学食」で地元大学生と企業をつなぐマッチングサービスを運営する株式会社タスキ(愛知県)と共に、福山市内にある福山市立大学、福山大学、福山平成大学の3大学で「モグジョブ」を行った。「モグジョブ」はランチタイムに食事をしながら企業と学生が交流を図ろうというもので、2018年10月に、地方の人材不足とミスマッチ解消を目的にモグジョブ地方創生プロジェクトとしてスタート。豊橋商工会議所(愛知県)と周辺4大学に始まり、静岡県浜松市、和歌山市、千葉県船橋市などに開催地域を次第に拡大しながら、このほど中国地方で初開催となった。
今回は12社が参加した。学生にはモグジョブへの事前登録を募り、福山市立大学は企業4社と学生14人、福山大学は企業5社に学生8人、福山平成大学は企業3社に学生12人がそれぞれマッチング。和気あいあいとした雰囲気の中、学生からは「説明会では聞きにくい話も聞くことができた」と好評で、採用担当者も「会社見学につながるとうれしい」と意気込んだ。
広島・岡山県6市2町の官民組織「びんご圏域活性化戦略会議」の人材不足・採用難への施策として取り入れられた同事業。今年度は順次3回の開催を予定しており、10月には2回目を計画しているという。
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