日本政府観光局(JNTO)はこのほど、4月の訪日外国人旅行者が前年同月比0・9%増の292万7千人となったことを発表した。292万7千人は、単月としては過去最高。これまでの過去最高は、2018年4月の290万1千人だった。
国・地域別では、タイ、フィリピン、ベトナム、インド、カナダ、英国、フランス、イタリア、ロシアで単月として過去最高を記録したほか、中国、豪州、米国、ドイツ、スペインで4月として過去最高を記録した。JNTOでは、「昨年は3月末であったイースター休暇が今年は4月となり、欧米豪市場を中心に影響を受けたことに加え、桜鑑賞などを目的に訪日需要が高まる春に向けて各市場で展開した訪日旅行プロモーションの効果もあり、訪日者数は前年同月を上回った。一方で、日本のゴールデンウィークが10連休となり訪日旅行商品の高騰、日本国内観光地の混雑などを理由として訪日旅行者数が多い東アジア市場を中心に訪日需要が抑えられたことから、訪日外客数全体の伸びは鈍化した」と分析している。
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