滝川市は道都札幌市と旭川市の中間に位置しています。北海道の大河、石狩川と空知川に挟まれた肥沃(ひよく)な大地では「ゆめぴりか」や「ななつぼし」など、おいしいお米が生産されています。春には日本一の面積を誇る黄色の菜の花畑が、夏にはグライダーが真っ青な大空をゆっくり旋回する光景が、また秋には黄金色の田園風景が、冬には一面に白銀の世界が広がる、北海道らしい景観が美しいまちです。
当市の人口は現在4万1千人。陸上自衛隊滝川駐屯地や國學院大學北海道短期大学部が所在していることもあり、近隣の市町に比べ若者が多いまちです。こうした中、当市では美しい景観やおいしい食材などの地域資源を活用することで国内外からの交流人口を増やし、人口減少と地域経済の縮小を克服するまちづくりに官民協働で積極的に取り組んでいます。
私のグループ会社は、石油製品の運送事業を中心に貸切観光バス事業、ごみ処理施設の管理運営などを当市と苫小牧市に拠点を置いて事業展開しています。幸いにして3人の息子に恵まれ、戦国武将の毛利元就ではありませんが、それぞれが個性を発揮して会社経営に取り組んでいます。私としては日本や世界経済が大きく変動する中、5年先10年先を見据えた経営を心掛けています。
私の趣味はゴルフです。若いときにはシングルプレーヤーとして熱中しましたが、今年傘寿を迎え、残念ながら体が思うように動かなくなってきました。しかし、2年ほど前、宮崎で開催されたアクサレディスゴルフトーナメントに商工会議所会頭として招待を受け、プロアマ戦で一緒にプレーした西山ゆかりプロと意気投合し仲良くなりました。彼女の応援はもちろん、年に1回はご実家のお寿司屋さんにおじゃまし、ご家族にも「北海道のお父さん」とまで親しまれるようになりました。
また、趣味というわけではありませんが、息子たちの少年野球の監督をしているうちに、青少年育成に興味をひかれ、平成2年から地元のリトルシニア球団「空知滝川」の代表を務めています。平成8年には全国選抜大会で優勝しました。当球団の出身者の中には甲子園に出場した選手やプロ野球選手として活躍する者も多くいます。最近の子どもたちは食べ物の好き嫌いが多く、体力がありません。私のモットーは「ごはんを食べる!」です。体の許す限り精神面も体力面も元気な子どもたちを育てていきたいと思っています。
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