浜松商工会議所(静岡県)は平成28年11月24日、浜松市ゆかりの戦国武将、井伊直虎や徳川家康にちなんだ土産品の展示商談会を同所で開催した。浜松地域を中心に41社が出展し、観光・宿泊施設や商業施設のバイヤーなど58社108人に商品をPRした。
井伊直虎は戦国時代、井伊谷(現浜松市北区引佐町)を本拠地として栄えた井伊家の当主を務め、優れた政治手腕で一族断絶の危機を救った人物。実は女性で後に家康を支えた直政の養母であったとされている。この直虎を主人公にしたNHK大河ドラマ「おんな城主・直虎」が1月から放送開始されるに当たり、同市では観光客増加を狙い地域一丸となってPRを行っている。その一環として同所は、土産物開発を手掛ける地元企業の販路開拓支援のため同展示会を開催した。
当日は、直虎、家康関連の土産品に加え浜松の地域ブランド「やらまいか」の商品も出展。和洋菓子や文具などが多数並んだ。やらまいかとは同地域でチャレンジを意味する言葉。特産品や、歴史・技術など地域資源を活用した商品のうちやらまいか精神にあふれ成長が期待できる新商品を同所が地域ブランドとして認定している。
会場には出展企業各社のPRブースのほか個別形式の商談スペースも設置、活発な商談が行われていた。展示会後のアンケートでは訪れたバイヤーらの82%が満足、非常に満足と回答した。
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