観光庁はこのほど、平成28年「宿泊旅行統計調査」の速報値を公表した。延べ宿泊者数(全体)は、前年比マイナス2・0%の4億9418万人泊。都道府県別延べ宿泊者数の上位3カ所は、東京都(5720万人泊)、北海道(3448万人泊)、大阪府(3142万人泊)だった。
日本人延べ宿泊者数は、前年比マイナス3・5%の4億2330万人泊となった。減少要因について観光庁は、「平成28年は、前年に比べてゴールデンウィークやシルバーウィークの日並びが悪かったことや、熊本地震、台風などの影響により減少した」と分析している。
一方、外国人延べ宿泊者数は、前年比プラス8・0%の7088万人泊となり、過去最高を記録。都道府県別外国人延べ宿泊者数の上位3カ所は、東京都(1806万人泊)、大阪府(1026万人泊)、北海道(692万人泊)だった。
国籍(出身地)別外国人延べ宿泊者数は、中国(1683万人泊)、台湾(1062万人泊)、韓国(780万人泊)、香港(520万人泊)、米国(434万人泊)の上位5カ国・地域で全体の約70%を占めた。前年からの伸び率で見ると、イタリア(前年比プラス33・0%)、スペイン(同プラス26・3%)、ベトナム(同プラス19・8%)などが大幅に拡大した。
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