熊本商工会議所は、新型コロナウイルスの感染拡大防止と会員事業者の雇用の維持を目的に、会員事業者が製作したマスクを必要とする事業者へ無償配布する「会員応援マスクプロジェクト㏌くまもと2020」を実施した。マスク製作を希望する事業者には製作キットを配布、仕様書に基づいてつくってもらい、出来上がったマスクは1枚300円で、10枚単位で同所が買い取る。一方、マスクの無償配布は5枚1セットで最大4セットまでとした。
5月7日からマスク製作希望者と配布希望者を同時に募集。マスクの製作については、開始後間もなく目標枚数の1000枚に達して締め切り、今月5日までに各事業者からマスクが納品された。マスク配布希望者は、現在も受け付けている。
熊本では九州財務局の呼び掛けで、熊本県の金融機関、経済団体でつくる「熊本地域金融・経済懇話会」が手づくりマスクの買い取り事業「副業でみんながつながるマスクプロジェクト」(事務局:熊本キワニスクラブ)を展開。同所は休業で収入減となった従業員への副業の機会創出を図る同プロジェクトの趣旨に賛同し、独自に会員向けのプロジェクトとして実施した。
同所は今後、会員事業者へ代金を支払うとともに検品したマスクを順次希望事業者へ配布する。
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