サービス産業生産性協議会はこのほど、優れたサービスを表彰する日本初の表彰制度「日本サービス大賞」を発表した。最優秀賞である内閣総理大臣賞には、JR九州のクルーズトレイン「ななつ星㏌九州」を選出。そのほかにも、地方創生大臣賞、サービスを管轄する各省の大臣賞など全31件が選ばれた。
日本サービス大賞では、国内の全てのサービス提供事業者を対象に多種多様なサービスを共通の尺度で評価し、優れたサービスを表彰。初めての開催となる今回は、日本全国各地から、サービス産業のさまざまな業種、大規模から小規模の事業者まで全853件に上る応募が寄せられた。
「ななつ星㏌九州」は、豪華列車というハード面だけに留まらず、鉄道を輸送事業から感動を呼ぶサービス事業へ大きく転換させた革新的なサービスが評価された。今や九州を代表するシンボリックな列車となり、地域の誇りとして愛されている。
7月12日には、「日本サービス大賞フォーラム」を都内で開催。最優秀賞を受賞したJR九州をはじめ、受賞事業者が事例発表を行う。サービス産業生産性協議会は、「本表彰を通じて優良事例を広く普及し、サービス産業のイノベーションを促していきたい」としている。
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