宇都宮商工会議所(栃木県)と協同組合宇都宮餃子会は3月6~31日、同市内でギョーザ店・中華料理店の創業を希望する人を対象とした「餃子店開業インターンシップ」を初実施した。ギョーザ店での職業体験を通して創業後のイメージをつくり、早期創業の実現と創業間もない廃業を未然に防ぐことが目的だ。同インターンシップには、すでに飲食店を経営している人も含め、30~60代の男女6人が参加した。
参加者は、これに先立ち同所で5日に行われた事前セミナーで創業の心構えや宇都宮餃子の歴史などを同所および宇都宮餃子会の講師らから学び、実習に臨んだ。インターンシップ受け入れには市内のギョーザ店6店が協力。参加者は期間中各店を回り、接客、調理、製造などを実習した。
実習終了後、参加者からは、「勉強になった」との声が寄せられ、創業を具体的に考える人もいたという。同所は、「創業のきっかけづくりとして実施した。宇都宮餃子の新しい店や担い手を育て、ブランド維持や事業承継につなげたい」と話している。同取り組みは今後も継続して実施する予定だ。
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