網走商工会議所(北海道)は、3月8~31日の夕暮れから午後11時まで、JR釧網線の無人駅「北浜駅」駅舎のライトアップを実施した。北浜駅は大正13(1924)年に開業、昭和58(1983)年に「貝殻通行証」の配布で注目を集めたが翌年無人駅化。近年は、中国映画などのロケ地に使われたことから中国人をはじめとする観光客が増えている。JR北海道は昨年からこうした無人駅の活性化のため、駅の未活用スペースを無料で提供し活用してもらう取り組みを実施、同所は同社の呼び掛けに応え、地域活性化の一助としてライトアップを実施した。
また、3月17日には駅舎内の喫茶店「停車場」で「駅ライブ」と題した演奏会も開催。農業をしながら音楽活動を行う北見市出身の〝音農家〟遠藤まさと氏によるギター演奏や弾き語りが行われた。会場には約20人が来場し、「緑生い茂る森の音」をテーマにした演奏に聴き入った。「風情ある木造駅舎を多くの人に知ってもらい、にぎわい創出につなげたい」と同所は話す。ライトアップは好評で、2回目の実施も検討している。
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