会津若松商工会議所(福島県)は12月25日、『会津の風土が育んだ食文化 会津伝統料理十食』を刊行した。同書は、いまだ続く風評被害を払しょくするとともに、会津の誇るべき「宝=遺産」を改めて見直し、後世に残そうとする「会津遺産事業」の一環として作製したもの。一昨年11月に発刊した小冊子『残したい美しい会津弁おあいなはんしょ』に続く第2弾となるもので、会津の食文化をテーマに、地域の特徴的な郷土料理やレシピ、食にまつわるトピックスを掲載している。また、外国人観光客にも会津の郷土料理に興味を持ってもらえればと、概要部分は日英二カ国語で記載した。
第1弾の『残したい美しい会津弁おあいなはんしょ』は、初版1000部を図書館や観光施設などに配布したところ、市民からも問い合わせを受け増刷数は2000部にも及んだ。今回は地域内の学校などにも配布し、地域の魅力を幅広い世代に伝えていく。
同所は、「会津には多くの宝があることを、まず会津の人に知ってほしい」と話している。
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