氷見商工会議所(富山県)青年部は3月22日、同YEG創立50周年を記念して、色鮮やかな小皿「ちゃんばち」セットの販売を開始した。「ちゃんばち」とは、地域食の「かぶす汁」を入れる器のこと。「かぶす」は、漁師が採れたばかりの魚を船上でぶつ切りにし、鍋に入れて味噌と一緒に煮込む料理で、「分け前」を指す方言だ。同地方ではかつて、この煮魚をちゃんばちに盛り、家に持ち帰って家族の食事の足しにする風習があった。
ちゃんばちには、地元の美しい風景などをモチーフにした絵柄を描いた。「九殿」「唐島」「阿尾城跡を望む」「虻が島と立山連峰」「網起こし」の5種類で、限定500セットを用意した。
同YEGは、「記念の年だったので、これまでの先輩方への感謝の気持ちも込めた」と話している。現在、同所で販売中だ。
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