静岡商工会議所は5月19日、「今川義元公生誕五百年祭」の一環として、今川氏の功績を顕彰する「今川シンポジウム2020」を、インターネットによるライブ中継で開催した。
当日は、JR静岡駅北口にある竹千代(後の徳川家康)の銅像の隣に、台座を含め高さ約2メートルある今川義元の銅像がお披露目された。
これを記念したシンポジウムは、新型コロナウイルスの影響でネット生中継での実施となり、4月からSNSを活用して積極的に宣伝を行った。開催当日の視聴者数は約500人だったが、その後もネット配信をすることで延べ3800人を超え、実際に観客を集めて実施するよりも多くの人の目に留まる結果となった。
ライブ配信中には、チャットとメールでの質疑応答も実施。視聴者からの「銅像が佩(は)いている刀は義元左文字を想定していますか」という質問に、銅像を作成した堤直美氏は「義元公が終生大事に持っていた左文字を意識してつくりました」などと回答した。
そのほかにも多くの質問が届き、視聴者が気軽に質疑応答に参加できる機会となった。
同所は、新型コロナウイルス終息後も、ライブ中継を商工会議所事業の新たな実施方法として生かしていきたいと考えている。
現在も今川シンポジウムの様子を配信中。
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