観光庁がこのほど発表した今年4~6月期の「訪日外国人消費動向調査」によると、1四半期では過去最高の8887億円を記録したことが明らかになった。これは、前年同期比で82・5%の増加。訪日客の増加に伴い、平成26年1~3月期以降、6四半期連続で最高値を更新しており、好調を維持している。
訪日外国人1人当たりの旅行支出は17万7428円。前年同期(14万3903円)に比べ23・3%も増えた。全国籍・地域の1人当たり旅行支出が増加した主因は、他の国籍・地域に比べて1人当たり旅行支出の高い中国からの訪日外客数の大幅な増加(前年同期比137・1%増)であり、同国の1人当たり旅行支出も前年同期に比べ大きく増加。旅行消費額は前年同期に比べ3倍以上に拡大した。
国籍・地域別の旅行消費額は、中国が最多で3581億円。構成比は40・3%と突出している。次いで、台湾1470億円(16・5%)、韓国645億円(7・3%)、香港606億円(6・8%)、米国526億円(5・9%)の順で多くなっており、上位5カ国で全体の76・8%を占める。
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