各地商工会議所を通じて集まった逸品を、週替わりで東京・秋葉原の食のテーマパーク「日本百貨店しょくひんかん」で販売する「地域うまいもんマルシェ」が開催中だ。店舗で販売された人気商品の「こだわり」に迫る。
北海道の東部に位置し、タマネギやホタテの産地として知られる北見。戦前はハッカの産地としても栄えた歴史がある。今回、北見商工会議所は、オホーツク産の小麦を使用した乾麺「ツムらーめん」と、特産品のタマネギ・ハッカ・ハーブ製品などを出品した。
「ツムらーめん」は、昭和24年の創業以来、麺のコシの強さと地元の食材にこだわった麺づくりを続けるツムラが平成27年から製造・販売を始めた乾麺。麺はオホーツク産小麦「春よ恋」を100%使用し、スープはオホーツク産のタマネギペーストを使った「しょうゆ味」と「みそ味」、ホタテの煮汁を使った白湯スープ「ほたて味」の3種類がそろう。本州での乾麺の販売は、これが初めて。代表取締役社長の津村健太さんは、「これをきっかけに本州にツムらーめんを広めたい」と意気込む。
オーガニックハーブティーなどを販売したのはハーブの無農薬有機栽培に取り組んでいる香遊生活。平成3年に建設会社の一事業部門として創業し、その後農業法人となった。ブースでは、オホーツクカモミールなどのハーブをブレンドしたハーブティーや、免疫草エキナセアのキャンディーなどを販売した。
同所は、「北見には特産品がいろいろあるが、あまり知られていない面もある。この機会により多くの人に知ってもらいたい」と話している。
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