静岡商工会議所などは10月24日、市内のクーポール会館にて、「しずおか農商工連携交流会」を開催した。同交流会は、農業者と商工業者の交流の場を設け、農商工連携を通じて加工品の開発や販売の促進を図ることを目的としている。4回目となる今回は、参加対象を県中部全域に拡大。農産物の加工や販路拡大を目指す農業者、地元の農産物を活用した新商品や新メニューの開発を考えている事業者など110人が参加した。
当日は、農商工連携取り組み事例の発表や、地元の農業者らによる展示ブースでの農産物のPRなどが行われ、その後、交流会、商談会が行われた。
これまでの取り組み事例としては、「地元産自然薯(じねんじょ)の粉末を練りこんだ田舎風フランスパン(リュスティック)」「ブルーベリーの和ピクルス」など3件が紹介され、展示ブースには「志太おやじトマト」や「ポポー」(アケビに似た楕円形の果実。果肉は黄色)、「スパークリンググリーンティー」など農産物や食品が出品された。コーディネーターによる個別のアドバイスなどもあり、活発な商談が行われた。
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