鳥羽商工会議所(三重県)が実施主体となり提案した「多様性を目指した御食国〝常若〟文化プロジェクト」がこのほど、内閣官房「オリンピック・パラリンピック基本方針推進調査」に係る試行プロジェクトの採択を受けた。プロジェクトは〝和〟の「食文化」をテーマに、かつて御食国(みけつくに)と称された鳥羽の地で、世界的発信力を持つ人々(インフルエンサー)と食文化を通じて地元生産者や食関連企業との交流プロジェクトを行い、「食物・自然への感謝の心」「常若の精神」を次世代へ継承し、内外への情報発信・理解を促進していくものだ。
10月31日~11月1日には2016ミス・インターナショナル上位5人を、鳥羽が持つ文化の発信・文化の担い手との交流を目的とするインフルエンサーとして招待。ミキモト真珠島や答志島を訪れ海女との交歓会、女性起業フォーラムや歓迎夕食レセプション参加、地元小中学生と触れ合うなど彼女たちの持つ知見・影響力をもとに文化振興を図った。
同所は来年2月末までプロジェクトを実施し2020オリンピック・パラリンピックの日本全体の機運醸成につなげていく。
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