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江連 忠のゴルフ講座 「アプローチで差がつく」12 のポイント Lesson 9 アプローチの上達には想像力を磨くことも大切

グリーン手前から転がすときは、SWやPSの

前回は、ピンが手前にある場合には、グリーン手前に1クッションか2クッションさせて、転がし上げればよいということをお伝えしました。そのときの注意点としては、ピンやグリーンを目標にするのではなく、ボールの落とし場所を明確にして、そこに落とすことに集中することです。

その際、クラブはサンド・ウェッジ(SW)やピッチング・サンド(PS)を使用し、ロフト(※)を立てるとよいでしょう。短いクラブの方がコントロールしやすいですし、フェースをかぶせて9番と同じロフトにしても、ウェッジの方がスピンが効いて止まりやすくなるからです。クラブを短く持ってボールの近くに立ち、ボールを右に置いてフェースをかぶせ、低いボールで攻めていくのです。

このとき、ボールをクリーンに捉えることが大切になります。そのために普段から、右手1本、左手1本で、短いアプローチを練習しておくようにしてください。

それから、1円玉を一列に並べておいて、前進しながらSWで次々に打っていく練習も効果的です。私もジュニアのころには、この練習をよくやっていました。小さな1円玉がしっかり打てるようになったら、ボールをクリーンに捉えることがとても易しくなるはずです。

それと、グリーン手前からの転がしのアプローチは、想像力が大切になります。ワンバウンド目にどれだけ芝の抵抗があるのか、地面が柔らかかったり硬かったりするので、ボールがどう跳ねてどう転がるのか、それをイメージするのです。そうした想像力は経験を積まないと、なかなかうまくいきません。ですから、アプローチの練習をするときには、1クッションのアプローチもしっかりやって、想像力を磨いてほしいものです。

※ クラブフェースの傾斜角のこと。通常、その角度が大きいクラブほどボールはより高く上がり、バックスピンもかかりやすくなる

イラストレーション:アカハナドラゴン

江連 忠(えづれ・ただし) 昭和43年、東京都生まれ。ジュニア時代から活躍。高校卒業後、アメリカに留学し、ティーチングプロの第一人者であるジム・マクリーンに師事する。平成5年、プロテスト合格。自らが主宰する「江連忠ゴルフアカデミー」代表。日本におけるプロを教えるプロの第一人者で、これまで数多くのプロのコーチを歴任し、優勝に導いている。また、アマチュアの指導にも力を注いでいる

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