福岡商工会議所やファッション関連企業・団体、学校、行政からなる福岡アジアファッション拠点推進会議(会長=同所・礒山誠二会頭)は11月12日、台湾の台北市でファッションショー「福岡アジアコレクション(FACo) in TAIPEI」を開催した。台北市でのFACo開催は昨年に続く2回目。福岡の4社5ブランドが出展し、立ち見を含め550人の観客がショーを楽しんだ。
FACoは、福岡ブランドを日本全国およびアジアへ発信するイベント。毎年3月に同県で実施している。今回は、台湾最大級規模のファッションフェア「2016 TAIPEI IN STYLE」において開催、ステージ映像を使った華やかな演出で福岡のファッションブランドを披露した。
同県は、首都圏で活躍するデザイナー、アパレル関係企業も多数存在する日本有数のファッション産業集積拠点。ファッション関連の大学や専門学校も多く、人材供給面でも大きなポテンシャルを有する。また、アジアでは日本の技術を生かした素材やデザインが高い評価を得つつあり、アジアに近い同県は大きな可能性を有しているという。こうした特性を最大限に生かし、アジアにおけるファッション産業の一大拠点となることを目指して同会議を設立、さまざまな取り組みを行っている。
今回、会場では11月10~13日の4日間にわたり特設ブースにも出展し、6ブランドのファッション商品の展示商談会を実施、併せて会場を訪れたバイヤーや一般客に福岡観光の魅力をPRするためパンフレットを配布した。また同時期に、初の試みとして、台湾のショッピングモールQ-SQUAREで、福岡ブランドのポップアップストア(期間限定仮店舗)も開催。ファッション都市・福岡の魅力をアピールした。
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