上越商工会議所女性会(新潟県)は、3月14日の北陸新幹線開業を機に地元を訪れる観光客をもてなそうと、新たな土産品2種類を会員企業とともに開発した。同女性会は昨年11月に上越市内で完成披露会を行ったほか、開業当日の上越妙高駅での販売と観光客のおもてなしに向け、準備を進めている。
完成したのは、唐辛子やチーズ、わさびの風味が楽しめる米菓「お米のお嬢さん」(開業当日のみの限定販売を予定)と、地域の自然豊かな風景を表現したパズルクッキー「上越七景」。いずれも、女性らしいパッケージと米粉の繊細な味わいが特徴で、上越の魅力がたっぷりと盛り込まれた郷土色豊かな菓子だ。
新商品の開発は、同女性会が平成23年に実施した九州の視察会がきっかけとなった。新幹線開業でにぎわうまちを訪れたことで、メンバーは「地域独自の付加価値のある新しい土産品」の必要性を痛感。25年末に正式にプロジェクトを組織し、素材の選定からデザインまで、会員企業の菓子メーカーと試行錯誤を重ねてきた。
同女性会の大島静子会長は「3年をかけて完成させた新製品は、女性会が総力を挙げて取り組んだ自信作。先行販売中のパズルクッキーも地元客から好評で、今後の反応が楽しみだ。開業当日はメンバーで観光客のおもてなしを計画しており、女性会の力で地域をますます盛り上げていきたい」と抱負を語った。
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