長野商工会議所の建設関連部会はこのほど、建設業の果たす役割や職人技術の紹介をまとめた『建設業界おしごとガイドブック』(写真)を作成した。若者の建設業への就業増加と、職人技術の伝承を図る目的で編さんしたもので、長野市内の実業高校生を中心に配布している。
同ガイドブックには、同所会員企業の大工やとび職、左官など、建築に関する仕事に就いている若手職人11人のインタビュー記事を掲載。これから就業する若者に向けて職人技術の魅力を伝え、就業支援につなげる。
また、職人分野ごとの実習カリキュラムを作成し、体験実習をする「建設職人塾」や、職人などが直接高校に出向き、建設業の魅力を伝える「職人講座」も合わせて実施。体験実習や出前講座を通じて、地域における建設業の役割の周知を図っていく。同所は、「この活動を通じ、職人の貢献度をアピールしていきたい」と話している。
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