松江商工会議所(島根県)は松江地区の商工会、松江青年会議所、同所青年部と連携し、6月26日から「コロナに負けるな!松江GENKI夜市(げんきよいち)」と銘打ったキャンペーンを開始した。4千円で、6千円分の飲食ができるプレミアムチケットを販売し、外食自粛ムードが広がる中で売り上げが低迷する松江市内の飲食店の活性化を図る。初日は屋外の駐車場に屋台村を設け、感染予防対策を取りながらキックオフイベントを開催。訪れた市民らが飲食を楽しんだ。
プレミアムチケットは500円券が12枚つづりで1セット(6千円分)。同キャンペーンに参画する飲食店(加盟店)191店舗(7月2日時点、随時増加予定)で11月30日まで使用できる。全部で1万セットを用意し、数回に分けて販売する。6月17~19日に第1回の予約販売をキャンペーン公式ホームページで行うと、初回販売数2千セットがすぐに完売した。
キャンペーン初日のキックオフイベントには地元の居酒屋などの屋台11店舗が出店し、ビールやたこ焼きなどを販売。この日は好天にも恵まれ、楽しみにしていたという市民らが訪れた。会場ではチケットも販売し、購入者には生ビール1杯を無料で提供するサービスも付けた。
イベント開催に当たっては、各ブースへのアルコール消毒液の設置、出店者へのフェースシールドの配布、検温の実施などを徹底。来場者に対しても入場時の検温やソーシャルディスタンスの確保に協力をお願いするなど、新型コロナウイルスの感染防止対策に配慮した。キャンペーン加盟店も「衛生管理セミナー」の受講と松江市が創設した「感染予防がんばる宣言」の実行を条件に募集した。
同所は「このキャンペーンを機にまちへ出て、ぜひ外食を楽しんでほしい」と話している。7月6~12日には2回目のチケット販売(はがき、インターネットによる予約抽選販売)を実施。続いて指定の販売所や、イベント会場での販売も順次行う予定だ。
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