日本近代化の躍動を今に伝える旧軍港都市
明治期の日本は、近代国家として欧米列強に対抗すべく海防力を高めようと、天然の良港にさまざまなインフラや技術を集積させ、軍港として整備していきました。佐世保市はその一つで、旧佐世保無線電信所施設は長波無線通信施設として大正11(1922)年に竣工しました。
施設の中で特に目を惹く3本の無線塔は、1号・2号塔が135m、3号塔が137mという高さで、当時最高水準のコンクリート技術を今に伝えるものとなっています。平成9年に新たな無線施設が完成したことで電波塔としての役割を終え、現在は国の重要文化財として見学客を受け入れています。
観光担当者がすすめる!わがまちの「イチ押し」
佐世保商工会議所 企業振興係長 観光連絡担当 馬場 麻由美
佐世保で必ず訪れてほしい場所が九十九島(くじゅうくしま)。208の島々が織りなす絶景は、映画『ラストサムライ』のワンシーンにもなりました。美しい島々を眺めながら頬張る佐世保バーガーは格別な美味しさ! おなかも心も満たされます。
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