◆第4次安倍内閣の発足について
本日、アベノミクスのさらなる加速を掲げる第4次安倍内閣が発足したことを歓迎する。多くの国民に支持された政権ゆえの責任の重さを十分に認識いただき、経済最優先の方針の下、「成長する経済」の実現とともに、国民や企業の中に漂う将来不安の払拭に向けて、構造改革を断行することを期待する。
新内閣におかれては、1%程度に過ぎない潜在成長率の引き上げに向けて、深刻化する人手不足の克服とともに、未来投資戦略の着実な推進による生産性向上などサプライサイド政策の遂行を迅速かつ強力に進めていただきたい。同時に、人口減少対策への取り組みとともに、地方創生の加速化とその主役となる中小・中堅企業の円滑な事業承継等の活力強化施策の充実も不可欠である。また、現実的な想定の下に財政再建への道筋を明らかにするとともに、その際には、歳出の柱である社会保障給付の重点化、効率化を徹底すべきである。
言うまでもなく、経済成長の主役は民間企業であり、商工会議所としても、日本経済再生と地方創生の実現に向け、自ら行動していく所存である。 (11月1日)
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