津山商工会議所(岡山県)は7月13日、国立大学法人岡山大学および美作国(みまさかのくに)と呼ばれる県北地域3市5町2村(津山市、真庭市、美作市、鏡野町、久米南町、勝央町、奈義町、美咲町、新庄村、西粟倉村)と包括的連携・協力に関する協定を締結した。
本協定は、同所、岡山大学、行政が連携し協力体制を築くことにより、広範囲な地方創生と人材育成を図るのが目的。美作国共通の課題である人口減少による人手不足や若者の流出を解決し、地域の持続的発展を目指す。今後、同所が3月に岡山大学と締結した包括的連携協定に基づき同所内に開設した「岡山大学津山スクール」を拠点に、教育を基軸とした事業を展開する。
同日津山市内のホテルで行われた締結式には140人が出席。同所の松田欣也会頭をはじめ、岡山大学の槇野博史学長、10市町村の首長らが協定書を取り交わした。松田会頭は、「お互いに協力して知恵を出し合い、それぞれの特色を生かしながら地域の課題に取り組んでいきたい」とあいさつ。締結式に先立ち、教育関係者、企業関係者による実務担当者会議や、トップ間の意見交換会を開催した。
同所では、「SDGsと地方創生を掛け合わせ、県北地域の人材育成と確保、持続可能な地域社会の再構築に向けて、人づくりと地方創生に力を入れていきたい」としている。
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