福岡商工会議所は6月24日、新型コロナウイルス感染拡大の影響により経済的打撃を受けた福岡市内の飲食店を支援する「福岡外食応援団GOOD UP FUKUOKA」プロジェクトを立ち上げた。明太子やもつ鍋、ラーメンなど福岡の「食」は魅力ある文化であり、重要な観光資源であるとして〝ウィズコロナ時代〟に飲食店が安全に営業できる環境づくりや集客を支援し、コロナ以前の売り上げを取り戻すことを目指す。
同プロジェクトでは、同所が採用する安全対策ガイドライン(福岡市内の飲食業者などで構成するフードハッカソンジャパンの「飲食店イートイン安全ガイドライン福岡」)の必須項目10項目のうち、7項目以上に対応し、かつ来店特典を設けることを条件に参加店を募集。安全に営業できる環境づくりとして、同ガイドラインに基づく飲食店・利用客双方の推奨ルールを提供し、対策の見える化として「安全対策実施飲食店」のタペストリーや注意喚起のピクトグラムを提供している。
また、集客支援として特設サイトを開設し、参加店の店舗情報や特典を紹介。インスタグラムでも情報を発信中だ。福岡親善大使の3人がサポーターとなり、プロジェクトの説明動画に登場するなどPRを行っている。特設サイト内には、参加店のみが閲覧・書き込みできるコミュニティーページも開設。参加店同士で情報交換ができる。
同所の会員事業者には、先着300社に無料で15秒のPR動画を作成するサービスも実施。店の自慢の料理や調理する様子、店内の風景などが動画に納められ、事業者、視聴者ともに好評だ。7月13日時点で60社の申し込みを受けているという。動画は順次制作し、特設サイトで公開する。
プロジェクトは2021年3月末日まで実施する予定。期間中は、参加店でドリンクサービスや割引などの特典が付く。参加店も随時募集している。
特設サイトは、こちらを参照。
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