青森商工会議所青年部(青森YEG)は新型コロナウイルスの影響で失われたまちのにぎわいを取り戻そうと、6月19日、「あおもり地遊地食(じゆうじしょく)」と銘打ったキャンペーンを開始した。市内の八つの参加店・施設を家族で利用すると小学生は無料になるという企画で、青森市などの協力を得て実現。実施に当たり同月16日に関係者が市役所を訪れ、小野寺晃彦市長に報告した。
キャンペーンの対象となるのは、普段は観光客でにぎわう青森魚菜センターの名物「青森のっけ丼」やJR青森駅前の「青森まちなか温泉」入浴料、青森市文化観光交流施設「ねぶたの家ワ・ラッセ」の入場料など。映画館やボウリング場も参加している。参加店・施設へ提示する無料サービス券「あおもり地遊地食券」は事前に小学校を通じ、生徒へ配布した。
キャンペーンは7月31日まで。サービス券にスタンプを集めて応募すると抽選で30人に「プレミアムあおもり福袋」が当たるスタンプラリーも開催中だ(8月15日締め切り)。
出だしは好調で、開始後初の土日、青森魚菜センターには1日40組ほどが訪れたという。同YEGは「事業が軒並み中止となる中で地域のためにできることを考えた。家族で出掛けるきっかけになり、経済活性化につながれば」と期待する。8月1日から第2弾を開催する予定だ。
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