真の忍者の姿を伝える忍びの里の優雅な城
県境を挟んだ伊賀市・甲賀市は、今や国内のみならず海外からも人気の高い「忍者」発祥の地の一つです。伊賀上野城は1585年に筒井定次(さだつぐ)により築城され、1608年に徳川家康の命を受けた藤堂高虎により、豊臣方と対峙(たいじ)するために高さ30mほどの高石垣をめぐらすなどの改修工事が行われました。難攻不落と呼ばれた上野城は、高虎が伊賀忍者に盗写させた各所の城の要害図を元に改修したという言い伝えがあります。 現在の天守閣は1935年に竣工(しゅんこう)したもので、その美しい姿から「白鳳城」と呼ばれ、伊賀市のシンボルとして市民に親しまれています。
観光担当者がすすめる!わがまちの「イチ押し」
上野商工会議所 山崎茜音
伊賀茶を扱う、城下町の老舗茶屋「むらい萬香園」。日本茶アドバイザーの資格を持つ明るく気さくなご主人と、看板忍者猫の「茶々」が迎えてくれます。高級抹茶を使った名物「抹茶ソフト」はもちろん、忍者パフェや忍茶オーレもオススメです。
最新号を紙面で読める!