健康保険組合連合会はこのほど、全国1399健保組合の平成28年度決算見込みの概要を公表した。経常収支は、経常収入7兆9623億円、経常支出7兆7250億円、経常収支差引額は2373億円の黒字となった。赤字組合は543組合で、38・81%の組合が赤字となった。
保険料収入総額は7兆8475億円で、前年度比1797億円増加した。保険料収入増の主な要因は、被保険者数の増加、保険料率の引き上げ、標準報酬月額の増加などとなっている。被保険者一人当たりの年間保険料額は48万5064円で、前年度比728円の増加。平成19年度と比べると10万1452円も増加した。平均保険料率は9・110%で、前年度比0・075ポイント増加。19年度からは1・802ポイント増加した。全国健康保険協会(協会けんぽ)の平均保険料率である10・0%以上の組合は、前年度比13組合増の304組合で、全組合の21・7%を占めた。
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