各地商工会議所を通じて集まった逸品を、週替わりで東京・秋葉原の食のテーマパーク「日本百貨店しょくひんかん」で販売する「地域うまいもんマルシェ」が好評開催中だ。店舗で販売された人気商品の「こだわり」に迫る。
新居浜商工会議所は、地域ブランド「新居浜の逸品」認定商品を中心に7社の商品を出品した。四国・瀬戸内海のほぼ中央に位置する新居浜市は、元禄4(1691)年の別子銅山開坑以来、四国屈指の工業都市として発展してきたまち。工業製品はもちろんさまざまな産品があり、同所を中心に行政、各団体で構成する「新居浜逸品カタログ推進協議会」が、特に優れた産品を新居浜の逸品として認定し、アピールしている。
今回は首都圏への販路拡大を目指し、一部商品はパッケージデザインを新たにするなどして販売に力を入れた。菓子では、愛媛特産の伊予柑(いよかん)の皮にグラニュー糖をまぶした銘菓「いよ柑漬」を紹介。伊予柑の爽やかな香りとほのかな苦みが特徴だ。薄くスライスしたようかんをカステラ生地で巻いた「瀬戸の源氏巻」は、明治中期から伝わる歴史ある菓子。
また、メディアで取り上げられ、全国的に人気となった「瀬戸内レモンケーキ」も紹介した。
愛媛県内の素材を使った酢や酒などもそろった。県産のだいだい果汁をふんだんに使った「手しぼりだいだいぽんず」は焼魚や鍋物、ギョーザのたれにお薦め。そのほか、ジャコエビを使った「えび天」や「海老のテリーヌ」、老舗酒蔵の銘酒「華姫桜」、新居浜市大島の白いもを使った「七福芋焼酎あんぶん」などがブースに並んだ。
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