北海道北部の13商工会議所(旭川・留萌・滝川・稚内・深川・砂川・士別・富良野・名寄・芦別・歌志内・赤平・上砂川)は9月16~28日の13日間、名古屋・松坂屋で開催された「大北海道物産展」に出品した。同事業は、同所と地域商社が連携して行っているもので、地域資源を活用した食品の販路拡大を目的に実施したもの。道北の企業35社から84アイテムが出品され、北海道の大地が生んだ逸品が勢揃いした。
今回の物産展での販売は、商工会議所と地域商社(株式会社北海道夢民村)が担当し、参加事業所は、売り上げの10%と商品を送る費用だけで販売することができた。長期間の従業員派遣の負担や、出展料、展示装飾費用、広告費などの負担もないことから、多数のアイテムが集結。特に、富良野のブルーベリーパイは買い物客から大好評で、販路拡大への糸口をつかんだ。
同所では、物産展終了後も参加企業に対して継続的な売り上げ拡大を目的に、地域商社サイト内でのネット販売を提案。同事業に関しても、登録料やランニングコストは不要で、売り上げの18%を手数料として支払うだけで販売が可能だ。また、商品の問い合わせやクレーム処理、商品広報なども地域商社が代行、地域の中小企業の負担を軽減。出品者からは、「1社単独では費用や人手の面で出品は難しかったが、同事業は補助金や販売代行があったので参加できた」と話している。
同所は、「次年度以降も同事業を継続実施したい」と語った。
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