福岡県の飯塚商工会議所、飯塚市、飯塚観光協会などでつくる実行委員会は2月3日から、「第18回いいづか雛(ひいな)のまつり」を開催している。昨年は期間中8万人が訪れた同市の代表イベントだ。今年は市内18会場に約1万体のひな人形を展示した。
メイン会場は、明治期の近代和風建築、「旧伊藤伝右衛門邸」。かつての炭鉱王の邸宅だ。本座敷では、「雛が見た日本のまつり」をテーマに約千点の人形で東北の青森ねぶた祭りから九州の博多祇園山笠まで日本各地の祭りを再現した。また、大正期の芝居小屋「嘉穂劇場」では舞台に高さ2・4メートルの「おきあげ雛」を展示、来場者は記念撮影を楽しんだ。おきあげ雛とは筑後地方特有の押し絵びなだ。市の歴史資料館や市内の和菓子店、商店街でもひな人形を展示。創作びなやつるし飾り「さげもん」などがまちを彩る。
2月は随所でイベントも行われ17日には同所がファミリースタンプラリーを開催。約千人が訪れるなど盛況となった。まつりは今月27日まで(会場により終了日は異なる)。
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