宝塚商工会議所青年部(兵庫県)は昨年12月17日、宝塚市の新たな名産品にしようと開発した炭酸飲料「宝塚すみれシャンメリー」を発売。同YEGは、「2014年は市制60周年、宝塚歌劇100周年、手塚治虫記念会館20周年を迎える。節目の年ををこの飲料で祝って」と市民にPRしている。
このシャンメリーは、市の花であるスミレにちなんだ、淡い紫色が特徴。栓を抜けば、小気味良い音と共にほのかなスミレの花の香りが立つ。ラベルには同市ゆかりの漫画家・手塚治虫氏の「リボンの騎士」の主人公サファイアと、宝塚音楽学校旧校舎に茂っていた蔦の葉をあしらい、「エレガントで華やかなまち」という地域イメージを表現した。
開発に当たっては「地酒やビールではなく、あらゆる年代が楽しめる飲料を」というコンセプトを掲げ、お祝い気分を盛り上げてくれるシャンメリーに着目。北海道の専門メーカーに製造を依頼した。昨年の夏には1200本を試作して試飲会を行い、アンケート結果をもとに味や見た目に改良を加えた。
同YEGの神尾友治会長は、「4年間かけて開発したこの商品を、末永く愛される名産品に育てるのが次の目標。市の条例で、〝乾杯には宝塚すみれシャンメリー〟と制定してもらえるよう働きかけたい」と抱負を語った。
問い合わせは、同所(☎0797・83・2211)まで。
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