佐倉商工会議所(千葉県)は昨年11月、同所の屋上にソーラーパネル64枚を設置。1月15日から太陽光発電システムの運営を開始した。
同所は今後、このシステムの導入を身近な事例として、会員事業所や地元企業、市民に向けて広報。「太陽光発電は環境に優しいだけでなく、災害時の非常用電源としても有効。発電を身近に感じることで、環境やエネルギー問題への意識が向上し、企業のイメージアップにもつながる」として、導入メリットを発信していく。
同所はすでに、会館の玄関にモニター画面を設置。発電量などをリアルタイムで表示するとともに、新エネルギーや環境問題について来館者に紹介している。
同システムの導入は、同所が自然エネルギーの活用で将来的な経済発展を促そうと推進している「太陽光発電設備設置による環境対策啓発事業」の一環。同所の角田和弘専務理事は、「これを機に地域全体の環境問題への意識が高まり、自然エネルギーの活用が進むことを期待している」と話している。
問い合わせは、同所(☎043・486・2331)まで。
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