中村商工会議所(高知県)は2月2日、四万十市内のホテルで、市内14店の和洋菓子店が自慢の逸品を提供する「四万十スイーツフェスタ」を開催。約1000人が来場した。
会場には、普段は店頭に並ばない同イベント限定のケーキや、季節にちなんだ美しい和菓子など、約50種類のスイーツが勢ぞろい。来場者は好みの品を求めて各店のテーブルを次々と回り、甘いひとときを楽しんだ。
また、小学生を対象に企画されたサブイベントでは、子どもたちが職人の指導を受けながら菓子作りを体験。砂糖とアーモンドの粉でできた生地をこねて動物を作り、ケーキの飾りを完成させるなど、プロの技に初挑戦した。
同イベントは、世代交代が進んで活気づく四万十市の菓子業界をPRしていこうと、同所が若手店主らと連携して平成24年から開催している。「特別なスイーツが食べられるので楽しみ」「市内の有名店の味が一度に味わえるのは貴重」と市民の間で人気を呼び、今年は3~6個のスイーツと交換できる1000円の前売券700枚が2週間で完売した。
同所は、「商店街や個店が衰退する中、四万十の菓子業界の活性は希望の光。今後は、イベントを通じた各店の顧客づくりを目標に、若手店主らとアイデアを出し合っていきたい」と話している。
問い合わせは、同所(☎0880・34・4333)まで。
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