武生商工会議所(福井県)、越前市、同市のまちづくり会社「まちづくり武生株式会社」と市内の5金融機関は7月26日、越前市文化センターで、「越前市中心市街地活性化に係る支援機関連携協定」を締結した。同協定は、2023年の北陸新幹線新駅開業を見据え、商工会議所や行政、まちづくり会社、金融機関が連携体制を構築することで中心市街地に活力を生み出すことを目的としたもの。同所は平成27年度より、「地方創生」「中心市街地活性化」などをテーマに金融機関などと協議を重ねてきた。
協定は、⑴事業者の経営計画策定などに資する情報共有化による協力支援、⑵事業承継に関する課題解決に資する協力支援、⑶空き店舗などへの出店に伴う運転・設備資金に関する協力支援、⑷住宅の取得、提供および集合住宅の提供などに関する協力支援、⑸新規開業計画者に対する協力支援、⑹その他目的達成に必要な事項の6項目。締結式には、同所の山本仁左衛門会頭、奈良俊幸越前市長、各金融機関の頭取らが出席した。
同協定締結に伴い中心市街地の街並みの統一などはすでに協議が始められているという。協定締結により、中心市街地の景観づくりや空き家問題、事業者の課題解決が加速することが期待される。
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