手軽なみそ汁が人気
府中商工会議所 広島県
府中商工会議所は、名物の府中みそを使った逸品や健康志向の食品として注目されている甘酒、洋酒ケーキなどを出品した。府中みそ製品を出品したのは、創業明治37年の老舗みそ醸造会社、浅野味噌。国産米、国産原料を使用し、伝統的な天然醸造のみそをつくり続ける同社は、湯を注ぐだけで手軽にみそ汁ができる「フリーズドライ味噌汁」を紹介した。
具がたっぷりの「とん汁」や「きのこ」、定番の「合わせ」、殻付きシジミ入りの「赤だし」、紅こうじを使用した米みそ「紅糀」とバリエーションも豊富。また、みそ汁に加えるのがお薦めの「にゅうめん」、府中みそと黒糖を使った「みそかりんとう」、広島県産の新品種米を使った「あま酒~恋の予感~」などもブースに並んだ。
洋酒ケーキは、昭和36年の誕生以来地元で親しまれている洋菓子店くにひろ屋の名物。フランスの焼き菓子「サバラン」をベースに、カステラにラム酒とブランデーのシロップを染み込ませたもので、当時、モダンでぜいたくな菓子として評判を呼んだ。近隣の新鮮な高原たまごを使い、手間暇かけてつくられるケーキは今も大人のスイーツとして人気だ。
同所は8月9日、東京・神田にアンテナショップ「NEKI」(ねき=「そばに」の方言)をオープン。今回出品した逸品は同ショップでも販売している。