橿原商工会議所(奈良県)は、畿央大学と橿原市と協同で、産官学連携事業の一環として地元産の「しょうが」を使用した給食メニュー作りに乗り出した。
同所の産官学連携事業は今年で6年目を迎える。藤原宮跡から出土した木簡に、しょうがを意味する「薑根(はじかみね)」の文字が記載されていたことにヒントを得て、昨年度はしょうがを使った新商品開発に挑戦。学生のアイデアから生み出された菓子は実際に大手百貨店の催事で販売され、軒並み完売続出の大好評を得た。
今年度のテーマは「普及促進」と商品の「販路拡大」。橿原市民に、しょうがをより身近な食品として認知してもらえるよう、給食メニューに組み込むことが目標だ。まずは幼児や児童向けの給食が対象となる。今後、施設見学や勉強会、調理実習などを重ね、プロジェクトの成功を狙う。
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