各地商工会議所を通じて集まった逸品を、週替わりで東京・秋葉原の食のテーマパーク「日本百貨店しょくひんかん」で販売する「地域うまいもんマルシェ」が好評開催中だ。店舗で販売された人気商品の「こだわり」に迫る。
八尾商工会議所は、八尾の地域ブランド、「八尾コレクション」の昨年度受賞商品からグランプリを獲得した「郷土菓 やーごんぼ」(大阪さつま屋)や「八尾コレ賞」の「枝豆クッキー」(八尾ものづくり研究会)などを出品した。「八尾コレクション」とは、地域資源を生かした八尾ブランドにふさわしい商品として市民や専門家が選定した逸品。昨年度は「八尾の手土産グルメ」をテーマに募集し、8商品が選ばれた。
「郷土菓 やーごんぼ」は、八尾市特産の「八尾若ごぼう」がたっぷり入った焼き菓子。若ごぼうのシャキシャキした食感と甘さの中のほのかな苦味が特徴だ。八尾若ごぼうは根だけ食べる通常のごぼうと異なり葉・茎・根まで丸ごと食べられる野菜。カルシウム、ルチンを多く含み栄養価も高い。この若ごぼうを使い添加物を加えずにつくる風味豊かな郷土菓子は、まさに八尾土産にお薦めだ。
「枝豆クッキー」は、ペースト状にした枝豆を生地に混ぜて焼いたオリジナルクッキー。甘さ控えめで香ばしい枝豆の風味が生きている。八尾市は近畿でも有数の枝豆産地であり、枝豆を使った八尾らしい食品をつくろうと同所青年部の有志が「八尾ものづくり研究会」を立ち上げ開発した。ブースではそのほかオリジナルブレンドのコーヒーに焙煎(ばいせん)した枝豆を配合した「枝豆コーヒー」も紹介した。