会津若松商工会議所(福島県)は5月3日、市内で避難生活を送る大熊町の子どもたちを磐越西線「SLばんえつ物語」号に招待した。親子約100人が参加し、会津若松駅から津川駅(新潟県)までの旅を楽しんだ。
出発式では、同所の宮森泰弘会頭が「津川はかつての会津藩。新しい発見を楽しんでください」と激励。武内敏英大熊町教育長と鈴木重敏会津若松駅長とともに子どもたちを見送った。子どもたちは、初めてのSLに大興奮。SLならではの力強い走りや、車窓から眺める風景を満喫した。
到着した津川地区では「つがわ狐の嫁入り行列」が開催されており、子どもたちは幻想的な様子を見学。「お嫁さんがきれいだった」「子狐の踊りがかわいい」などと話し、有意義な一日を過ごした。
同所は震災以来大熊町を支援しており、今回もその一環で実施。「息の長い支援を続けていきたい」と話している。
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